海亀とバイパスと出雲大社と

大社町で神賀詞についての講演会が開かれると聞きつけて、それならたとえ末席でもいいから、是非とも話を聞いてみたいと思った。今となっては変な話だ。でもその時は、もう居ても立っても居られなくなって、急いで家を飛び出したんだ。本当の話だ。 うそでは…

新年 あけましておめでとうございます

丹生川上神社(中社) 去年に続いて、ことしも初詣のいきさきには、ちょっとした思慮が必要だった。このウイルス騒ぎのせいだ。一の宮や総社は人出のことを考えると、どうしても足を運ぶのを躊躇してしまう。さて、どこに行こうか。大寒波を裂いてクルマをはし…

鹿児島 東南東の風 快晴

火山灰と雪 鹿児島に、最後に雪が降り積もったのは、いったいいつのことなのだろうか。 晴れた日に桜島を眺めるのは気持ちのいいものだ。県外者などは、ついつい荒々しいとか、男性的な、生命力に溢れたといったイメージをそこに抱きがちだ。いちめん、それ…

黙して食せ、ナミノハナ

特製塩ラーメン 2021年9月、堺市中区にあたらしいラーメン店がオープンした。 「おいしい塩ラーメン 波の花」店内に入りメニューに目をとおす。これは…、なんと醬油ラーメンや味噌ラーメンもあるではないか。しかし何といっても塩が一押しなのだろう。そ…

名勝・長門峡をまぢかにして、まどろみながら思った3つのこと

やれやれの、車中泊 阿東(あとう)までにしか進めなかった。本当なら、日の高いうちに島根県との県境をこえ、津和野に至っていたはずなのに…。こんな風になるのは、しょっちゅうだ。余裕をもって出発しても、途中であれやこれやと目移りする。あっちへふらふ…

神武東征御進発の地で、人生の船出について考える

日本海軍発祥の地 名高い神武東征は、いまの宮崎県美々津を船出して始まったと伝えられている。初代天皇神武(イワレヒコ)は途中、宇佐などに立ち寄りながら瀬戸内海を東進、生駒山を越えて大和入りを目指すもナガスネヒコと衝突して敗走。再び海路、紀伊半島…

潜伏キリシタンの資料館は、森のなかにひっそりとたたずんでいた

森の奥深くに 「あった!」 薄暗い森のなか、わたしは満面の笑顔で声をあげた。思わず指さした先にある建物が、予想にたがわず、小さくて華奢だったからだ。それはまるで、絵本にでてくる魔法使いの老婆が住んでいる小屋のように、静かにたたずんでいた。ほ…

宇佐神宮を目前にして、苦笑まみれになったたったひとつの残念な理由

車窓から 初めて宇佐神宮に参拝することになったその日、わたしは朝から居住まいをただし、ずいぶんと身構えていたものだ。それはそうだろう。全国4万社あまりある八幡社の総本宮。神仏習合発祥の地。(そしてまたお神輿発祥の地でもあるそうだ。)この地もま…